厚木駅南地区第一種市街地再開発事業
「厚木駅南地区第一種市街地再開発事業(組合施行)」は、厚木駅周辺の新たな魅力・賑わい・活力の創出と安全・安心な市街地環境整備のために先導的かつ重点事業として進められている海老名市で初めての市街地再開発事業です。平成23年度よりまちづくりに関する勉強会がスタートし、駅周辺について広範に現状と課題を整理しつつ、事業地区だけでなく周辺一帯のまちづくりにも寄与する事業となるよう検討を行い、令和元年6月に再開発組合が設立され、令和2年2月での権利変換計画認可を経て、令和3年4月23日に施設建築物工事の起工式に至っています。
1 当社の役割
当社は地元住民等による勉強会の当初より関わり、事業においては事業コンサルタントとして事業全体の進行管理を担うとともに、資金計画・権利変換計画、公共施設設計・工事監理といったコンサルタント業務を担当しています。準備組合の発足時には、事業の円滑な推進を目的として、「厚木駅南地区における市街地再開発事業の推進に関する覚書」を締結し、継続的な事業参画を行い現在に至っています。
再開発組合発足まで
- 勉強会活動の支援
- 準備組合の運営支援
- 都市計画決定や事業化に関わる検討
- 事業協力者・参加組合員の選定に関わる業務
- 再開発組合設立に関する業務
再開発組組合発足後
- 事業コンサルタントとして事業推進・管理業務
- 組合(事務局)の運営支援
- 事業計画作成にかかる業務
- 権利変換計画作成にかかる業務
- 公共施設設計業務
- 公共施設の工事監理業務
2 事後の経緯と今後の予定
事業は、厚木駅周辺における賑わいや利便性の低下を課題として、将来の厚木駅周辺のまちづくり方針を検 討する地権者・居住者・海老名市による勉強会からスタートしました。
平成23年頃~ | 厚木駅周辺まちづくり勉強会の実施 |
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平成25年 | 厚木駅周辺地区再開発事業研究会 発足 |
平成26年10月 | 厚木駅南地区市街地再開発準備組合 発足 |
平成30年3月 | 都市計画決定(市街地再開発事業、地区計画、用途地域(指定容積率)の変更) |
平成30年8月 | 特定業務代行者決定 |
平成31年1月 | 参加組合員決定 |
令和元年7月 | 厚木駅南地区市街地再開発組合設立 |
令和2年2月 | 権利変換計画認可 |
令和3年5月 | 施設建築物工事着工 |
令和5年4月 | 工事竣工 (引渡し 6月) |
(予)令和6年3月 | 事業完了・組合解散 |
3 事業の概要
事業者名 | 厚木駅南地区第一種市街地再開発事業(組合施行、権利変換:都再法第111条型) |
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施工者 | 厚木駅南地区市街地再開発組合 |
所在地 | 神奈川県海老名市河原口一丁目5000番他 |
特定業務代行者 | 長谷工・馬淵 建設共同企業体 |
参加組合員 | 株式会社マリモ、小田急不動産株式会社 |
施工面積 | 約1.0ha |
施設概要
備考
構造 | 階数 | 延床面積 | 備考 | |
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住宅 | RC造 | 地上14階 | 約17,000㎡ | 201戸 |
商業・業務 | RC造、S造 | 地上2階 | 約1,500㎡ | 住宅棟1階約330㎡、店舗棟約1,170㎡ |
駐車場 | S造 | 5層6段 | 約4,600㎡ | 左記に加え敷地内平置きを含め約160台 |
公共施設 | 名称・規模 | 備考 | ||
都市計画道路3・4・6号 河原口中新田線幅員0~約14.4m 延長約90m |
事業においては区画市道として暫定整備 (全幅員16m) |
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区画市道1号 幅員 7m 延長約90m 区画市道2号 幅員12.5m 延長約150m 区画市道3号 幅員 6m 延長約60m |
(全幅員10m) 駅前交通広場約1,350㎡を含む |
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広場 約400㎡ |