大学では環境問題と社会の関係性について学び、ゼミでは災害と環境に関わる研究をしていました。
大学時代に学んだことを活かし、卒業後は災害復旧やインフラ整備に関わる仕事をしたいと思い、土木系の建設コンサルタントに入社しました。道路や護岸、橋梁などの設計業務に従事し、基礎的な設計の知識や図面作成を習得しました。

女性社員も少なく、毎日の業務が夜中まで続いたり、休日出社も多い職場だったので、社員がなかなか定着しない環境で、将来的な不安を感じていました。

道路や護岸の修復に関する設計は、人々の暮らしに繋がっている業務ではあるものの、実際の利用者の声や住民の意見を聞くような機会がなく、そこに住む人々とともにもっと広域的なまちづくりをしたいと思うようになりました。
また、仕事も生活もバランスよく整い、将来的にも安定して仕事を続けられる会社を探していました。
当社は、仕事面でも環境面でも私の理想を叶えられるのではないかと思い、入社を決めました。

九州支社で都市計画の業務を幅広く担当しています。
現在は、市町村の活性化計画を練る前段階として、対象地区の人口密度や建築物の立地状況、今までの災害件数といった情報の収集や、住民の方へのアンケート調査などを行っています。調査結果からその自治体の強みや課題などを抽出し１冊の資料としてまとめ、これを元にしながら新しい都市計画のアイデアを策定していきます。
この報告書がこれから行われるまちづくりの礎となると思うと、責任も大きいですし、またやりがいにもつながりますね。

支社内の雰囲気はとても穏やかですが、話し合いや意見の交換などは盛んに行われています。
自分がわからないことや悩んで立ち止まることがあっても、「西日本支社の●●さんに相談してみたら」「●●さんが詳しいよ」といったアドバイスをもらえて、社内で連携をとることができます。

若手の意見にも耳を傾けて取り入れてくれるので、大変風通しのよい環境です。
これからの目標は、発注者の方に信頼できると思ってもらえる技術者になることです。まだ知識不足で戸惑うことや、考えをまとめるのに時間がかかることもあるので、もっと知識や経験を積みながら、発注者のニーズを汲み取り最適な提案ができるようになりたいと思っています。