さまざまな世代の人が
「外に出たくなるまち」をつくる

K.N  2014 年新卒入社

公共空間の活用に興味

大学では居住環境学科で主に建築を学んでいました。設計課題等に取り組む中で建築そのものよりも、外の空間に興味を持つようになり、ランドスケープ(広場や公園などの公共空間のデザイン)を学ぶために大学院に進学しました。大学院の演習で実際にまちへ出て、地域の課題解決に取り組むことを経験し、まちづくりの仕事がしたいと思うようになりました。

就職活動では、はじめは公園の設計やマネジメントを行っている造園コンサルタント会社を希望していましたが、新卒採用を行っていない会社も多く採用が叶いませんでした。URリンケージは公共事業を多く受託していて、その中で公園や広場など公共空間の使われ方についての調査なども行っています。就職活動中はやりたいことが漠然として悩むこともありましたが、今となっては興味のあることが身近にあって、やりたいことにも挑戦させてもらえる、理想的な環境に恵まれたと思っています。「自分のやりたいことはここでしかできない」と先入観を持たずに、幅広い視野で業界や会社を選ぶことが大切なのだなと、改めて思いました。

地元熊本の震災復興をサポート

入社後は東日本大震災関連の復興まちづくり計画の作成などを支援する部署に配属されました。入社3年目のときに地元熊本で震災が起きて、実家からもほど近い地域の復興プロジェクトの仕事を担当したことが今までで一番印象に残っています。被災して壊れた道路や土地を新しく整備するための仕事で、早期の復旧が求められるため国や地元の自治体の方との調整などで、多いときは毎週のように出張していました。大変でしたが、少しでも地元の復興に関われたことはいい経験になりました。

また、昨年から始まった若手職員の教育・育成としての人事異動で、現在の団地再生部に配属となりました。高度経済成長期に一斉に建てられた団地も建て替えの時期にきています。私は主にUR都市機構の賃貸住宅の再生に向けた事業手法等を検討するにあたっての基礎調査や条件整理などを担当しています。以前とは全く異なる業務を担当していますが、ジャンルの異なる仕事を経験できるのもこの会社のおもしろさだと思います。

そのまちのファンをつくることでいいまちが生まれる

現在の部署では主に建築基準法を扱うことが多いですが、コンサル業務は全般的に法律や制度の知識も必要になります。私はまだまだ経験が浅いので、上司や先輩から指導してもらいながら一つひとつ積み上げている最中です。

一方でこれからはつくっておしまいではなく、そこでの暮らしや空間の使われ方の提案力も必要と感じています。実際にまちなかの空間を使って、見せるところからニーズを発掘し整備につなげている事例もあります。そうした現場を見に行くと、関わる人たちがそのまちや取り組みのファンとなり、お互いに良い影響をし合える関係性の仕組みによって支えられていることに気が付きました。私もいつかそんな風にまちづくりをしながら人と人との関係をつなげるような仕事ができたらいいなと思っています。

私が理想とするまちは様々な世代の人が外で思い思いの時間を過ごしている風景に出会えるまちです。高密化した建物の中よりも外で自由に過ごせる余白があるまちは健康的でいいまちだなと思います。そんな「外に出たくなるまち」を空間と関係の仕組みの両方からつくっていきたいです。

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