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女川町荒立・大道③地区・西区地区災害公営住宅基本設計業務

コンセプト(共通)

01 被災者の生活安定

本格的な生活再建の場として、安心・安全・快適に暮らせる住環境整備

  • 日照・通風・採光・プライバシーなど基本的な住宅性能の確保
  • 耐震性・耐火性・耐久性に優れた建物の整備
  • 子供からお年寄りまで誰もが使いやすいユニバーサルデザインに配慮
  • 多様な世帯に対応した住戸型式配分
  • 集合住宅の居住経験がない入居者へ配慮した「戸建性」の付与
02 コミュニティ・高齢化

地区内や周辺住宅地の高齢者など居住者とのコミュニティ形成

  • 住棟内にコミュニティスペース(「井戸端コーナー」「コミュニティコーナー」等)を設け、高齢者など居住者のコミュニティを醸成
  • A・B棟間の消防車寄り付きスペース等を活用して、イベントの開催が可能なコミュニティ広場とし、地区内や周辺住民との交流に寄与
  • 居住者が共同作業・共同管理する「共同花壇」を敷地内に設置
03 環境

環境性能の高いエコ住宅としての役割

  • 高断熱住宅の整備による低環境負荷のエコ住宅
  • 太陽光パネルの設置による共用空間等への電力供給
  • 風や光を積極的に取り込む住棟配置計画、住戸計画
  • 共同花壇の共同管理、共同参加による環境意識向上
04 地域文化・地域景観

地域文化や地域景観と連携したまちづくり

  • 緑豊かな山並みや女川町中心部への眺望を取り込む住棟計画
  • 町中心部からの遠景や国道沿いの景観に配慮した建物デザイン
  • 開かれた屋外空間等による地域コミュニティの活性化
  • 岸壁石材の再利用等、地域の産業や伝統文化をデザイン要素に活用
05 先行地区からの継承・連携

災害公営住宅として既に完成・入居の「運動公園住宅」との連携

  • 住戸プラン、住宅基本性能、設備グレード等を継承
  • サイン計画等の連携による統一感
  • 計画・建設中の災害公営住宅との連携
  • 住戸プランや住宅基本性能に差異が生じない範囲で先行地区から改善
    ・樋の凍結防止対策と屋根防水の範囲を拡張
    ・下足入れをトールタイプに改善
    ・カウンターキッチン袖壁廻り
    ・建具寸法の統一化
    ・框の段差20mmとしレベル差を低減
    ・付鴨居(長押)の設置

荒立・大道③地区

西区地区
設計概要【荒立・大道③地区】
  • 所在地:宮城県牡鹿郡女川町鷲浜字荒立1-1他主要用途:集合住宅
  • 発注者:UR都市機構
  • 敷地面積:5,900 m²
  • 建築面積:1,254 m²
  • 延床面積:4,421 m²
  • 階数: 5階
  • 構造:鉄筋コンクリ-ト造
  • 戸数:60戸
  • 設計:URリンケージ(建築部、構造技術部、基盤整備部)
  • 工事費:≒30億円
  • 竣工: 2017年10月完成
設計概要【西区地区】
  • 所在地:宮城県牡鹿郡女川町鷲浜字洗2-1他主要用途:集合住宅
  • 発注者:UR都市機構
  • 敷地面積:5,360 m²
  • 建築面積:1,012 m²
  • 延床面積:4,548 m²
  • 階数: 5階
  • 構造:鉄筋コンクリ-ト造
  • 戸数:52戸

平成29年度 都市・居住本部 コンサル系業務実績

荒立・大道③地区

配置図

西区地区

【人と地区と未来をつなぐ空間づくり】 ・屋外空間コンセプト:周辺地区と葉山公園、観光道路の結節点に位置し、緑や丘陵地形が連なる立地特性を活かし、「地区のつながり」「人のつながり」「緑のつながり」を未来へとつなぐ空間づくりを目指す。 ・屋外空間テーマ: 1.人の温かさを感じるコミュニティ-空間づくり:集い・語らい・憩いなどを通して、地域住民のコミュニティが広がる交流の場をつくる。(コミュニティ広場、歩行者エントランス、交流のエントランスの整備) 2.ほっと安心できる生活空間づくり:安全で暮らしやすく、親しみを感じる花や緑に囲まれた、安らぎのある空間をつくる。(車利用者エントランス(イメージハンプ)、歩道状空地整備、四季を感じる植栽) 3.女川への愛着・らしさを感じる空間づくり:港町「女川」の景観、自然、歴史など地域らしさを感じ、愛着を持つことができる空間をつくる。(町の花「サクラ」の植栽、岸壁石材の再利用)

実施したサービス

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